AfterEffectsのリニアワイプを使用する②-オブジェクトを動かしてみる

2022年10月25日

実際にオブジェクトを動かしてみる

前回の記事で、動画を作成するにあたっての使いやすいパネルの設定をしました。

今回は実際にオブジェクトを作成して動かしてみる、特にリニアワイプという効果を使用して動かしてみたいと思います。

前回の続きで新規コンポジションを作成したら、動かすオブジェクトを作成します。

左上のツールパネルから長方形ツールを選択して、透明の部分に長方形を描画します。

画面全体に長方形を作りたい場合は長方形ツールをダブルクリックすることでもオブジェクトを作成することができます。今回は画面全体で作るので、ダブルクリックで作成します。

オブジェクトを選択した状態でツールパネルの「塗り」を選択すると、オブジェクトの色を変えることができるので、好みの色に変えてください。

リニアワイプエフェクトを追加する

オブジェクトができたら次にメニューのエフェクトのトランジションからリニアワイプを選択します。

するとシェイプレイヤーのエフェクトが追加されます。

試しに変換終了の%を変えてみると、オブジェクトがその%分透明になるのがわかります。これをキーフレームを打ってアニメーションにしていきます。

アニメーションの追加方法

まず変換終了の文字の横にあるストップウォッチ?のアイコンをクリックします。

するとアイコンが青くなると同時に0秒のところにキーフレームが打たれます。

今回は非表示の状態から25フレームでオブジェクトがすべて表示されるようにしたいので、秒数のバーを25フレームの部分に持っていき、左端のキーフレームのボタンをクリックしてキーフレームをうちます。その状態で変換終了の%を0%にすると25フレームを使ってオブジェクトが表示されるアニメーションができます。

こんな感じの動画ができていると思います。

現在は右から左に動いているのですがこれを左から右にアニメーションしたいので、変換終了の下のワイプ角度の後ろの数字を90から-90にします。

すると左から右に動くアニメーションができます。

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アニメーションの動きをなめらかにする

先ほどエフェクトの変換終了で打ったキーフレームをふたつとも選択します。

右クリックしてキーフレーム補助からイージーイーズを選択します。

すると、キーフレームの形が変わると同時にアニメーションの動きがかっちょよくなります(語彙力)

この動きはさらに細かく数字やカーブで調節できますが、面倒なので今回は割愛します。

こんな感じで最初は早く動き、最後のほうはゆっくりに動くアニメーションになります。

レイヤーをコピーする

作ったレイヤーをコピーします。コピーしたいレイヤーを選択して⌘+d(Ctrl+d)を押すとコピーできます。

コピーしたレイヤーのタイムラインを8フレームほど右に動かします。そしてそのコンポジションを編集し、オブジェクトの色を適当な色に変更します。

この作業をもう一度繰り返すと、3つのオブジェクトが追いかけて画面を埋めるようなアニメーションができます。

これで最後になにかロゴ乗っけるだけでもけっこういけてるような…

次回はトラックマットを使って画面が埋まっているものを最終的に透明になるような加工をしていこうと思います。

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